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童話のストーリー覚えてる?「ピーターパン」

1904年、イギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーにより戯曲として書かれた作品「ピーター・パン:大人にならない少年」を元に、1911年小説としてバリー本人が「ピーター・パンとウェンディ」を執筆。
ディズニーにより長編アニメ映画として制作されたほか、実写映画化、舞台と幅広い分野で世界中の子供たちから愛され続けている夢いっぱいの冒険譚です。

ピーターパンってどんな話か覚えてる?

童話の内容って大人になると意外と忘れてしまうもの。
それは大人になりたくないピーターパンと同じように、大人になると失ってしまう子供心みたいにいつの間にか思い出せなくなってしまいます。
ざっくりとピーターパンという少年がいて、ネバーランドという子供の国に行ってフック船長と対決するみたいな大枠は覚えているかもしれませんが、細かいところまで思い出せますか?
映画の題材になることが多いので、ところどころ覚えている人は多いかもしれませんが、翻訳によって解釈や大筋が書き換えられたりしているので、正確なストーリーは知らない人も多いのではないでしょうか。
実際のところよく知られているディズニーのアニメと原作とではまるでストーリーが違います。

ピーターパン

ピーターとウェンディの出会い

”ダーリング家”の少女”ウェンディ”は”ジョン”と”マイケル”二人の弟といつも同じ夢を見ます。
”ネバーランド”という名のサンゴ礁に囲まれたキレイな島の夢です。
ネバーランドの夢の話をいつも聞いているお母さんは子供たちのかわいらしい空想だと思っていましたが、ある日お母さんは子供部屋に木の葉が落ちているのを見つけます。
子供たちにそのことを聞くと”ピーター・パン”という少年が落としていったのだとウェンディは答えました。
その夜、子供たちと一緒に子供部屋で眠ってしまったお母さんは、部屋の窓から忍び込んできた少年に気づいて驚きます。
木の葉の服を着て小さな光をお供にしているその少年こそが”ピーター・パン”でした。
お母さんの声に気づいて子供部屋に駆け付けた飼い犬の”ナナ”は少年を捕まえようとしますが、少年は”影”だけを残して逃げていきました。
それから一週間後、ピーターは影を取り戻すため再び子供部屋にやってきます。
しかし自分の影がなかなかくっ付こうとしてくれないのでピーターはとうとう泣き出してしまいました。
その声に気づいて目を覚ましたウェンディは縫い針と糸でピーターの影を縫い付けてあげます。
ピーターはお礼にドングリの首飾りをウェンディに贈ると、ウェンディはお礼に”キス”を返しました。それを見た”妖精のティンカーベル”はウェンディに嫉妬するのでした。
気をよくしたピーターは「みんなでネバーランドに行こう」と言い出し、子供たちに”妖精の粉”を吹きかけて飛び方を教えると、子供たちはピーターと一緒に窓からネバーランドに向けて旅立つのでした。

ロストボーイズ(迷子)たち

何日もかけて飛び続けてようやく辿り着いたネバーランド。しかしピーターの帰りを待ち構えていたのは、ネバーランドの入り江を根城にする海賊たちでした。
空を飛んでいるピーター達を見つけると大砲を打ち込み、ウェンディたちははぐれてしまいます。
吹き飛ばされたウェンディにティンカーベルは「ついておいで」と案内しますが、ピーターと親し気にしていたウェンディに嫉妬していたティンクは、ネバーランドに暮らす迷子たちにウェンディーを弓矢で撃ち落とすようにそそのかします。
撃ち落とされたウェンディを迷子たちは隠れ家まで運び込みますが、子供たちは自分たちの世話をしてくれる人をピーターが連れて来たのに殺してしまったと狼狽えます。
矢はピーターからもらった首飾りに当たったのでウェンディは気を失っただけでした。
子供たちはウェンディーのために小さな家を建てて母親代わりになってほしいとお願いします。

ネバーランドの冒険

子供たちと小さな家で”家族の真似事”をして楽しく過ごしていたウェンディたちは、ピーターと共にたくさんの冒険を経験し、ピーターの冒険の話もたくさん聞きました。
ネバーランドには子供たちの命を狙う”キャプテン・フック”率いる海賊団がおり、その海賊の命を狙うインディアンもいて、インディアン達の命を狙う猛獣も沢山います。ピーターはかつてフック船長と対決し、フックの右手を切り落としてワニに食わせました。
そのせいで味をしめたワニに常に狙われているフックはピーターに復讐心を燃やしています。
あるとき人魚の住む”置き去りの岩”でウェンディたちが、遊んでいるとそこに小舟に乗った海賊が現れます。
海賊たちはインディアンの酋長の娘の”タイガー・リリー”を捕らえていましたが、ピーター達が彼女を救い出します。

さらわれる子供たち

タイガー・リリーを救ったことで、インディアン達はピーターの味方になりました。
彼らは子供たちを海賊から守るため家の周りに見張りを立てます。
小さな家でウェンディを「お母さん」ピーターを「お父さん」と呼んで家族ごっこをする子供たちに、ウェンディがロンドンでのことを話して聞かせると、子供たちはさみしくなり「家に帰ろう」と言い出します。
しかしピーターだけは帰ろうとはしませんでした。ネバーランドに残ると言い、ティンカーベルを道案内に出発させるように言いますが、そのとき海賊たちが奇襲を仕掛けてきました。
護衛についていたインディアンは皆殺しにされ、海賊たちはピーターを残して子供たちを海賊船にさらっていきました。

宿敵フックとの対決

子供たちに”板渡り”をさせて海に突き落とそうとする海賊たち。ピーターは子供たちを救うため、チクタクと音を立てて海賊船に近づきます。
ワニが来たと恐れおののくフックは取り巻きの海賊たちを集めて隠れますが、その間にピーターは船室に忍び込んで、一人ひとり海賊を殺して回り、子供たちの手錠の鍵を見つけます。
「船に女がいるとろくなことが無い」と考えたフックがウェンディを海に突き落とそうとしたその時、ついにピーターが姿を現します。
手錠を解かれた子供たちが船上で暴れまわり海賊たちを次々と海に突き落としていき、フックだけが取り残されると遂にフックとピーターの一騎打ちが始まります。
ピーターの華麗な剣捌きにまるで歯が立たないフックは追い詰められ、ピーターによって船上から突き落とされます。
フックは海の上で待ち構えていたワニに食べられ最期を遂げるのでした。

ウェンディ、ロンドンへ帰る

フックを倒し、海賊たちを追い払った子供たちはそのまま海賊船でロンドンに帰ることにしました。
一方、子供たちがいなくなってしまったダーリング家では、子供部屋の窓を開けたまま、お父さんとお母さんが子供たちの帰りをずっと待ち続けていました。
ウェンディが大好きなピーターは子供たちを帰らせたくないので、こっそり部屋の窓を閉めてしまおうとしますが、子供部屋の中で子供たちの帰りを待つお母さんが何度も寂しそうにウェンディの名前を呼んでいるのを見て可哀そうになり諦めます。
こうしてウェンディ達は自分の家に帰ってきますが、はじめはこの家のことを忘れていました。
自分たちの部屋の中で眠っているお父さんとお母さんの姿を見てようやく思い出し、家族は再会を果たすのでした。

大人になったウェンディ

ウェンディ達と一緒にやってきた迷子たちもダーリング家で暮らすことになりました。
ピーターは毎年春の大掃除の時に迎えに来て1週間だけネバーランドに連れていくとウェンディに約束して、ネバーランドに帰っていきました。
しかし、ピーターはすぐに昔のことを忘れてしまうので、その後何年たってもピーターは現れませんでした。
そしてそれから何十年と経ち、ウェンディに”ジェイン”という娘が生まれた頃ピーターがウェンディを迎えにやってきます。
はじめはジェインをウェンディだと勘違いしたピーターですが、大人になったウェンディと再会するとピーターは狼狽えます。
ピーターの話を母から聞いていたジェインはピーターと一緒にネバーランドに行きたいと言い、はじめは渋っていたウェンディですが、許してジェインをネバーランドに行かせてやります。
そしてジェインも大人になり娘のマーガレットが生まれると、今度はマーガレットを迎えにピーターがやってきます。
ずっと子供のまま大人にならないピーターは彼が忘れない限り、子供たちが陽気で無邪気で無鉄砲である限り、春にはネバーランドから迎えにやってくるのです。
いつまでもいつまでも。


いかがでしたか?
ピーターとウェンディを主人公としてたくさんの子供たちが登場しますが、主人公はあくまでウェンディです。
ピーターはなんだか妖精みたいな存在として描かれていますね。

あらすじでは細かく触れていませんが、原作は結構残酷です。
ピーターがフックの右手を切り落としたり、最後はワニに食べられたり、子供しかいないネバーランドでは成長した迷子はピーターによって間引かれたりします。(翻訳にもよりますがハッキリと”殺される”と書かれていたりします)

原作が執筆された1900年代初頭と言えば、第二次産業革命で電気や化石燃料が人々の生活を劇的に変化させた時代です。
東洋の支配権を巡る西洋諸国の戦争が多発していた血生臭い時代です。
いまでこそ児童文学として世界的に有名な作品ですが、原作そのままでは現代の子供たちにはとても読ませられない怖い作品でもあります。

ピーターパンを原作とした映画も沢山制作されています。
個人的にはロビン・ウィリアムズxダスティン・ホフマンの「フック」が一押しです。

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