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化猫の生態

何かがおかしい ゲット・アウト

2017年 アメリカ ジョーダン・ピール監督作品 主演:ダニエル・カルーヤ
低予算ながら批評家たちの間で高い評価を受け、アカデミー賞等の映画賞にも多くノミネートされたホラー作品。
ホラーというよりもサスペンスやミステリーに近い作品ではないかと思います。

あらすじ

ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。
若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えるクリス。
庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦。
亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかり。
携帯カメラのフラッシュに反応して鼻から血を流しながら「出ていけ!」と襲い掛かってくる黒人の少年。
“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが・・・。

序盤は綺麗な映像と穏やかな雰囲気で特に面白みもなさそうなホームドラマ的な空気を醸し出しているのですが、どこか得体の知れない妙な怪しさが常に見え隠れします。
終盤に向かって怪しげな雰囲気はどんどん加速していきますが、その謎の正体がラストまで全く掴めないので、この不穏な空気は一体何なのか?この家族は何かがおかしい。この先なにがおこるのか? 常に気になって目が離せなくなります。

人種差別をテーマとした作品で、白人による黒人差別に対する長い歴史から、現在は黒人に対する優遇措置がかえって白人の反感を煽っているアメリカ。
NBAやアメフト選手、ヒップホップやR&B歌手など、肉体的にも文化的にも黒人は常に他の人種を上回っているのは事実です。
そういった歪んだ劣等感や黒人に対する偏見が、この映画では重要なアクセントになっているようです。
日本人の我々にとってはいまいちピンとこない部分ではありますが、終始作品に漂う怪しげな空気感や作中に引き込まれてしまう構成力など、映画としてとても面白い作品です。

人類誕生の起源が一人のアフリカ人女性で、そこから世界中に人類が分布していったという説を信じるなら、肌の色素が薄くなるほど生物的には新種となるそうです。
つまり白人は遺伝子的に人類の中では最も未熟な人種ということになるのかもしれません。
しかし、新しいものは常に古いものを淘汰します。
白人が黒人を蔑視して虐げ続けてきたのは、そういった遺伝子的な劣等感からなのかもしれない。
というのが個人的な考察です。(映画とは全然関係ないけど)

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