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BRAVESTORY

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王道ファンタジー「ブレイブ・ストーリー ~新説~」

「理由」「模倣犯」「ソロモンの偽証」等、ミステリー作品で知られる小説家 宮部みゆきのファンタジー小説「ブレイブ・ストーリー」を小野洋一郎により漫画化した「ブレイブ・ストーリー〜新説〜」
2003年~2008年 新潮社コミックバンチで連載。
小説から派生したメディアミックス作品で、同小説はアニメ映画化もされた有名ヒット作ですが、漫画は原作をベースにした全くの別ものです。

あらすじ

ゲームが得意なだけで特に取柄もない中学生 三谷亘。
転校生 芦川美鶴と出会ったことで奇妙な事件に巻き込まれ、現実と隣り合う異世界 ”幻界(ヴィジョン)” の存在を知る。
ヴィジョンに存在するという ”運命の塔” に辿り着けばどんな願いでもかなえられるという言い伝えを信じて亘は旅人になることを決意するのだが、旅人になった亘に待ち受けていたのは現世での過酷な現実だった。
亘よりも早く旅人になっていた美鶴も現実世界での過酷な運命を変えるために、運命の塔を目指す。
各々の思惑が交差する中、たった一人願いを叶える旅人はいったい誰なのか・・・

原作ではワタルとミツルの二人に焦点を当て、冒険を通して描かれる成長や葛藤といった人間ドラマが中心ですが、漫画はバトル要素が多く、少年漫画のようなワクワクする冒険の雰囲気が色濃く出ています。

ベースとなる幻界における旅人の存在や運命の塔、ミツルとの関係などは原作通りですが、物語の流れそのものが全く違います。
作中に登場する旅人の数が圧倒的に多く、旅人たちが持つ個性豊かなジョブによる能力バトルは手に汗握る展開で、漫画だからこそ描ける圧倒的な迫力からは目が離せません。
絵柄が少し古臭い感じもしますが少年漫画的で見やすいのであまり選り好みしない作風だと思います。
物語の描き方も王道のバトル漫画を彷彿とさせるテンポのいい展開なので
初めて読んだときは不思議とジャンプっぽいなと感じたのですが、小野洋一郎先生はジャンプ出身だったということで納得。

個人的には原作よりも漫画の方が断然好きです。
原作の持つシリアスな人間模様も作中ではきちんと描かれているし、ファンタジー好きでもバトル好きでも、誰もが楽しめる作品です。

ワタルxミツル 出会い 要の御扉から旅人へ

転校生”芦川美鶴”と出会い幻界(ヴィジョン)の存在を知る”三谷亘”
ヴィジョンと現世を繋ぐ”要の御扉”を通り”旅人”の資格を得たワタルに過酷な運命が待ち受ける。

旅の道連れ カオリとキ・キーマ

ヴィジョンに到着してすぐに他の旅人の攻撃を受けるワタルとミツル。
辛くも勝利した二人だったが、ミツルは敵の持っていた”玉”とワタルの旅人の資格を奪い姿を消してしまう。
ワタルは担当の”ラウ”導師から旅人の資格を返却してもらい再び旅人の資格を得るが、そこに同級生の”大松香織”が現れる。
ラウ導師から旅人の資格を与えられたカオリとともにガサラの街に向かう道中、水神族の”キ・キーマ”と出会う。
職業(ライセンス): ワタル=見習い勇者(ブレイブライセンス)、カオリ=魔砲使い(カノンライセンス)、ミツル=魔導士(ウィザードライセンス)

自警団ブランチと老神教の闘い

ガサラの街に到着したワタルとカオリの前にミツルが現れる。
ミツルの魔法によって街が破壊され、旅人の仕業だという証言によりワタルたちは自警団”ブランチ”に身柄を拘束されてしまう。
同じく身柄を拘束されていたブランチの一員”ベイビー・G”が実は”老神教”のスパイだったことが判明し、ワタルたちはブランチの一員として”カッツ””トローン”らと共に老神教のアジトへと潜入する。
しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは最強の刺客”グルース”だった。
グルース=魔縫使い(クロスライセンス)

シグドラの刺客ミーナ

グルースとの激闘に勝利したワタルだったが、その最中カオリが老神教に連れ去られてしまう。
老神教の本拠地でもある北の大陸に位置する”皇都ソレブリア”に到着したカオリはそこで旅人たちにとって形成される皇帝直属の特殊部隊”シグドラ”の一員に加わったミツルと再会する。
一方ワタルのもとにはシグドラの新たな刺客が送り込まれる。
シグドラのメンバー”ブック”の差し金によりワタルの前に現れた猫型獣人族の”ミーナ”
ワタル暗殺の命を受けたミーナだったが、ワタルの優しさに触れ指令を実行できないことに業を煮やしたブックがミーナを”狂戦士(バーサーカー)”へと変身させる。
ブック=魔物使い(ビーストライセンス)

北の進軍とシュテンゲル騎士団

戦争に巻き込まれ人間を激しく憎むようになったブック。
ワタルとの闘いにより人間性を取り戻したブックはワタルに自分の玉を受け渡し、老神教にさらわれたカオリの救出を試みる。
しかしミツルに企みが見抜かれブックは敗れるが、カオリを魔物に預けて脱出させることには成功する。
そんな中、老神教を国教と定める北の大陸が南に進軍を始める。
カオリを救うため北に向かって旅を続けるワタルたちは緊張が高まる南の大陸で”シュテンゲル騎士団”に捕らえられ首都”ザクルハイム”に連行される。
そこでブランチのメンバー、カッツとトローンに再会する。

カオリの中に巣食う者

ついにシグドラの先遣隊が南の大陸に到達する。
シグドラのメンバー”シウバ”と激しい戦闘を繰り広げるシュテンゲル騎士団の前に、北の大陸から脱出したカオリが現れ北の軍勢を一掃してしまう。
まるで別人のような凄まじい戦闘力にまるで歯が立たないシウバは戦闘の最中カオリから意味深なメッセージを受け取る。
カオリの脱出をまだ知らないワタルは北の大陸へ向かうため、密航ルートから船を出すため秘密の洞窟へ向かうがそこでシグドラの一員”ハード”と遭遇する。
圧倒的なハードの力に苦戦するワタルだったが、ハードはシグドラのメンバー2人を倒したワタルを新たなメンバーとして勧誘する。
ハード=狙撃手(スナイプライセンス)

アンドアの大地へ 勇者への目醒め

ハードとの死闘から逃げ延びたワタルはこのままではシグドラに敵わないと考え、力を得るため”アンドアの台地”へ渡る。
アンドアの台地で駆け出し詐欺師の”ジョゾ”という旅人に出会うが、実はジョゾは”火竜(ファイアドラゴン)”の末裔で”竜の血”に目覚めるための儀式のためにアンドアへと来ていた。
危機に瀕したワタルを救うため、竜の血を覚醒させ竜態へと変身することに成功したジョゾだが、二人の前に幻界の守護者と名乗る巨大な竜が立ちはだかる。
ジョゾの玉を譲り受け、ワタルがついに真の”勇者(ブレイブライセンス)”に目醒める。

南北全面戦争

北の軍勢の本体が南に押し寄せ戦争が激化する。
北の軍を迎え撃つシュテンゲル騎士団だが、シグドラたちの強力な戦力の前に騎士団の隊長たちは次々と敗れ去っていく。
アンドアの台地で幻界に迫る本当の危機と想波の使い方を習得して勇者に目覚めたワタル。
苦戦する南の軍に加勢するためザクルハイムに急ぐワタルたちだが、その道中ハードに襲撃される。

ハードとの死闘に決着 ミツルの本当の狙い

成長したワタルの力に苦戦するハード。形勢が逆転し二人の死闘に決着がつく。
旅人になる前に愛した男とワタルを重ね合わせ心を許すハード。
シグドラに加わり玉を4つ手に入れたミツルは通常の方法では5つ目の玉は手に入れられないことを知り、老神教の神官”オンジ”がその秘密を知る鍵だと考える。
5つ目の玉を手に入れるため、オンジ以上の権力を手にする必要があると考えたミツルはオンジが寵愛する皇女”ゾフィ”に近づくのだが、
ゾフィ皇女はミツルの生き別れた妹”ミドリ”の生き写しだった。

ブック救出 ミツルの迷い

ミツルに敗れ囚われの身となったブックを救出すべく、ミーナとブックの使い魔”ピーター(ケルベロス)””フログ”と共に北の大陸へ向かうミーナ。
皇女を散歩に連れ出していたミツルと偶然遭遇し戦闘が始まると、皇女の身に危険が迫りミツルは大きく心を乱す。
ミツルにまるで歯が立たず3人(匹)は敗れるが、ブックを拘束していた結界が解けてブックは牢獄を脱出する。
さらに亜人族の軍隊を殲滅するためミツルが皇都を離れている間に神官オンジが皇女に謀反を企て、ミツルは老信教に対して反旗を翻す。

シュテンゲル騎士団最強の騎士 閃光のロンメル

シグドラの圧倒的な戦力に多くの隊長が敗れ去り、ついに騎士団最強のロンメル隊長が最前線に出撃する。
序盤は優勢だったが、シグドラのメンバーに取り囲まれ窮地に陥るロンメル。
そこにワタルが現れロンメルに加勢するも、シグドラとの闘いはほぼ互角。
しかし業を煮やしたシグドラの主頭”ルパ”が参戦し戦況は悪化する。
そのとき、南の大陸最終兵器が始動したことで幻界に滅亡の危機が訪れる。
シウバ=追跡者(チェイスライセンス)、マコト=記者(ジャーナルライセンス)、カントリーマン=医者(ドクターライセンス)、リバー=力士(スモウライセンス)

オンバの復活

最終兵器を起動させたのはカオリだった。
アンドアの台地でカオリの中に巣食う者の正体を知ったワタルは、カオリを救うため兵器の内部に侵入する。
カオリと再会し彼女を救うため力を尽くすが遠く及ばず、ついにカオリの中の”オンバ”が覚醒してしまう。

魔界の侵攻 最終決戦

かつて幻界が誕生した際に洗い堕とされた”穢れ”が形を成したもの”魔界”
魔界への扉が開き、大いなる”闇”が幻界を覆い尽くそうとする中、ピーターと融合したブックが魔界の侵攻を食い止める。
幻界を破滅させ魔界を復活させたいオンバとそれを支持するシグドラ。
幻界を守るためワタルたちとの最終決戦が始まる。

オンバの消滅 ルパの猛威

苦戦するワタルたちの前にハードが強力な味方として現れる。
オンバを手助けするシグドラたちをたった一人で迎え撃ち、ワタルをオンバのもとに送り込む。
カオリの精神の中に入り込んだワタルは、そこでカオリの過去と対峙する。
カオリが旅人になった理由。壮絶な運命。オンバに唯一支配されず生き残っていたカオリの最後の意識をワタルは救い、 ついにカオリをオンバから解放する。
シグドラを追い詰めるハードだったが、ルパの真の力がハードたちの前に立ちふさがる。
ルパ=傀儡子(マニピュレートライセンス)

ルパ、カッツ、ロンメルの因縁

シュテンゲル騎士団の隊長で研究者でもあったルパはロンメルとカッツの師でもあった。
ザクルハイムの地下に封印されていた古代のミイラの研究を進めるうちにルパは危険な思想にとりつかれていく。
なぜルパがシグドラの一員になったのか、ロンメルとカッツとの過去の因縁、ルパの真の姿が明らかになる。

深く傷付いた限界 最終章の始まり

ルパを打ち破り、幻界に束の間の平和が訪れる。多くの命が失われ、大切な仲間を亡くしたワタルたち。
しかし闘いまだ終わっていない。オンジを倒したミツルが北の大陸を支配し、最後の玉を手に入れるため魔界へ通じる力を封じ込めた”常闇の鏡”の封印を解こうとしていた。幻界に生きる全ての命を犠牲にして……

最後の玉を巡るバトルロイヤル

常闇の鏡の封印を解こうとするミツルを止めるために戦うワタルとロンメル。
そして5つ目の玉を求めるシグドラの残党たちが集い、闇の宝玉を巡る血眼の争いが始まる。
しかしミツルの圧倒的な魔力にまるで歯が立たず、マコトが隠し持っていた切り札が姿を現す。
戦争が始まって以来ずっと行方不明だったルパと双頭を成すシグドラ第2の実力者”チャン”
風水を極めた最強の敵がワタルたちを襲う。
チャン=風水(ジオマンサーライセンス)

右頭チャン

想波による闘いを極めたチャンの前にミツルが敗れ、同じく想波の闘法を知るワタルも苦戦する。
傷付いた幻界の残り少ない想波では、魔界の想波を利用して戦うチャンには敵わない。
同じ敵を前にしたワタルとミツルが共闘する。

運命の女神 オンバの復活

チャンとの闘いの混乱に乗じて、カントリーマンが常闇の鏡の封印を破ろうと画策する。
しかしそれを阻止しようとした皇女ゾフィが常闇の鏡を覗いて虚になってしまい、理性を失ったミツルは全てをねじ伏せて遂に常闇の鏡の封印を解き、最後の玉を手にしてしまう。
鏡の封印が解けたことで魔界が再び幻界を侵食し、幻界に終わりの時が訪れる。
カオリをオンバから解放した際にワタルの中に住み着いたオンバが、今度はワタルの肉体を乗っ取り復活を果たす。

ヴェスタ・エスナ・ホリシア

カオリの力を借りてオンバの支配を退けたワタル。
ついに”運命の塔”へと辿り着いたワタルとミツル。
運命の女神に願いを託せる旅人は一人だけ。
幻界の未来と己の運命をかけた最後の戦いが始まる。
感動の最終巻。


原作をベースとした完全新作「~十戒の旅人~」が2013年からゴーゴーバンチにて連載されていました。
圧倒的に画力がアップしているのですごくきれいですが、物語が入り組みすぎていてちょっと難しいです。
東日本大震災で家族を失った主人公がヴィジョンの旅人になるのですが、先に願いを叶えた旅人によりヴィジョンに異変が起き、現世と幻界が融合してしまいます。
こちらはあまり話題にはならずコミック3巻で連載が終了しています。

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