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コラム「デザイナーの主張」

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ペアレンタルコントロールって必要なんだろうか?

振り込め詐欺や架空請求、SNSを通じた未成年者の誘拐などネット犯罪がニュースに取り上げられることが当たり前になりました。
未成年者にはふさわしくないコンテンツもネット上にはたくさんあります。
世のお父さんお母さんたちはそういった犯罪から我が子を守るために、デジタル端末の利用に一定の制限を設けているのが当たり前かと思われます。
――でも僕はふと思ったんです。それって本当に子供を守ることになってるのかな?って。

デジタルデバイス一人一台の時代

今後ますますデジタルデバイスは発達していくだろうし、普及していくでしょう。
スマホの時代が終わり、より手軽なデバイスが登場するかもしれません。
人体に直接埋め込むタイプのデバイスもすでに登場しています。
そう遠くない未来、地球上のすべての人が何かしらのウェアラブルデバイスを持つ時代がやってくるハズです。
そうなったとき、子供だからという理由で利用を制限してしまえば時代についていけない知識の遅れた大人になってしまう危険性はないでしょうか?

学力の低下がスマホやタブレットの普及のせいだと考える人も多いですが、果たして本当にそうなんでしょうか?
検索すればほしい情報が得られてしまうのがいけないことだという人がたくさんいます。でもそれってむしろ良いことなんじゃないかな?
わざわざ辞書を引いて時間をかけて調べたところで、そこから得られる答えは”たった一つ”です。
しかしネットで調べれば一瞬で答えが得られるだけでなく、関連性の高い他の情報も短時間で得ることができます。
どっちが深い知識を得られるかなんて説明するまでもなく後者です。
現時点では誤った情報も混在しているから、それが問題なだけで正しい情報へリンクされていれば、得られる知識は現代人よりも多いのではないかと思うのです。
いずれはデジタルデバイスが教室にあるのが当たり前の時代が来るはずです。

ゲームに熱中するのは悪いことなのか?

先日香川県が”ゲームの利用時間を制限する”条例を制定し、物議を醸しています。
時代遅れも甚だしい無知な大人の愚かな条例だと断ぜざるを得ません。

WHOによってゲーム依存が依存症認定され、ゲームに対する考え方が徐々に変わってきていますが、なぜみんな”ゲームが悪い”という理屈に飛びつきたがるのか理解に苦しみます。
世に溢れるエンターテインメントは全てユーザーを熱中させるのを目的に作られています。
映画だろうと小説だろうと音楽だろうと漫画だろうとみんな作り手は、ユーザーを楽しませたいというただ一つの信念に基づいて作っているわけです。(金儲けが目的な人もいるけど)
なぜゲームだけが差別されるのか?
恐らくそれはゲームだけが持つ特殊性だと思います。

ゲームは誰もが等しく平等にプレイヤー自身が主人公になれる特殊な体験をもたらしてくれます。ゲームに依存してしまう最大の原因はこの体験が現実世界ではできないからなんじゃないでしょうか。
本当に悪いのはゲームではなく環境だと思います。

ゲーム以外に熱中できることがないのが最大の原因ではないかと僕は思います。普通に生活していて自分が主人公になれる瞬間なんてまずありませんからね。
ゲーム依存を克服させたいなら、そういった周囲の環境を変えていくことがまずは大切なんじゃないかと思います。
利用時間を制限したところで根本的な解決にはなりませんし、やるなと言われるとやりたくなるのが人間の性ですからね。より一層症状を悪化させてしまうこともありえるでしょう。

ただまぁー、ゲームをプレイしてそこから得られるものって正直あまりないので、単純に時間の無駄だなとは思います。
ゲーム作ってる身でいうことでもないですが。。。
何にも考えないで時間をつぶせるから心が疲れたときとかなんかは救われるんですけどね。


現代の子供のデジタル技術に対する理解度は大人よりも深いです。(乳母車の中で乳児がタブレットで動画見てる時代ですからね・・・)
日本の学校ではプログラミングが必修科目となり、アナログ時代を生きてきた昭和以前の大人にはついていくのも大変な時代がすぐそこまで迫ってきています。

本当に必要なのは、子供に対する制限ではなく、時代についていけていない大人たちのデジタル社会に対する理解を深めることなんじゃないかと個人的には思うのです。

余談ですが。「ダヴィンチコード」のラングドンシリーズで知られる世界的な小説家”ダン・ブラウン”氏の最新作「オリジン」では、
”我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか”という人類最大の謎をテーマに描いたゴーギャンの同名の名画に焦点が当てられ、本コラム内でテーマとしている今後のデジタル社会のあり方が衝撃的な答えと共に提示されています。

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